雑多なインフラエンジニア日記

技術ブログでっす~

リザーブドインスタンスの所感

完全に個人的見解なメモ。

まぁ、なんでリザーブドがお得なるのかって言うと、
AWS側がキャパシティプランニング立てやすい = 適切な投資が出来る
からでしょう。

2. リザーブドインスタンス(RI)についての所感

・サポートがビジネス以上であれば、Trusted Advisor でお勧め構成(コスト)
を確認できる。

・デフォルトでは月間20インスタンスまでの購入制限となる。

・リザーブドインスタンスはキャパシティを予約(確保)しているため、必ずイン
スタンス起動できる。
インスタンスIDとは関係ない、あくまで箱(キャパシティと権利)を確保
しているだけ。
噛み砕いて例えると、m1.smallを1インスタンスリザーブドで購入して、
m1.largeにスケールアップしたら、m1.largeはリザーブドではなくなる。
あくまで、m1.smallのキャパシティ分だけが対象となる。


・一括決済アカウントでリザーブド購入すると、えらい目に合う。
→ 子アカウントへのリザーブドは料金割引のみ適用で、キャパシティは確保されない!
→ なので、アカウント毎にリザーブド購入がベター。大企業だと難しい。


・重度使用は特殊なタイプ。起動時間に関わらず、毎月100%起動しているものと
して課金される。
→ 初期費用は高いが、ランニングコストは一番割安になる。
→ 常時起動するサーバはこれで良い。
→ ただし、時間課金ではなく、月額課金となるので注意。インスタンス停止していても費用発生。
→ 一括決済アカウントで重度リザーブドを買うと、請求書上、子アカウントの行は0円となるので、コスト管理がしにくい。(請求書上、重度は全部一括決済アカウントが使用しているものと扱われるので、子アカウントがいくら使ったか解らない。)

・軽度使用は、閉じるかも知れないサービスなどに向いているとおもわれる。
→ 様子見してからリザーブドで良い。

・スケールアップが見込まれるインスタンスについては、リザーブド購入する場合、
軽度、中度で様子見してほうがよい。
→ これも様子見してからリザーブドが良さげ。無駄な初期費用になるので。

・購入年数は1年が良い。理由はリザーブドは購入した時期の価格を引きずるので、AWSが大幅値下げした場合、リザーブドのほうが高くなる可能性がある為。

VPCか、OS、インスタンスタイプ、AZ、期間(1,3年)、タイプ(重/中/軽度)、占有
インスタンス(物理サーバ占有)かを選択して、リザーブドインスタンスの購入をする。
→ 条件に一致しない場合は、リザーブドから外れてしまうので注意。
→ VPC内外についてだけは、購入時と食い違っても割引はされる。
→ しかし、キャパシティ保証はされない。
→ 特にAZは漏れそう。
→ 2013/09 仕様変更され、上記制限が緩くなりました。(http://aws.typepad.com/aws_japan/2013/09/new-modify-ec2-reserved-instance-reservations.html)

・3rd Partyは、他社が余ったRIとなる。自分が売りたい場合は、米国口座が必要。
→ 考慮外。EC2しか売れない等制限あり。日本の商習慣上、管理が。。

・スポットインスタンスは、入札希望額がスポット価格を上回った場合に起動できる。
スポット価格を下回った場合はターミネートされるので、どうなってもいいような
処理向き。(APIでクロール処理など?batchサーバが足りない場合とかな・・・)
→ 考慮外

3. 結論(オススメ)

・安易にリザーブドに飛びつかない。1年以内に閉じる(or伸びない)サービス
なのかを様子見してからリザーブド購入する。

・負荷が一定でスケールアップする予定が無さそうなインスタンス(タイプ)を対象
にリザーブドを購入。

・上記2点は、お金持ちなら気にせず Go!重度でGo!

・最大のメリットは起動が保証されるところ。
(RI買ってないとインスタンスタイプ変更時にエラーとなる事案あり)

・スポットインスタンスを使いこなすのは難しそうなので、私は使う予定無し。


以上です!